元気の秘訣、聞いてみませんか?
― 85歳の女性に学ぶ「整わない日々の整え方」 ―

「整形外科に通っても、膝はなかなかよくならなかったの。100円ショップ年以上行ったけど。」
そう語ってくれたのは、ジム帰りの85歳の女性。
この日も姿勢よく、きびきびと歩いておられました。
印象的だったのは、「治らないな」と思った時にただ諦めるのではなく、
「じゃあ他に、何かできることはないかしら?」と考え、自ら次の一手を選んだこと。
整形外科でも改善しなかった膝痛が、ジムの運動で少しずつ改善。
費用がかからない地元の施設で、自分に合った運動をコツコツ継続されていました。
看護の視点で注目したいのは、ここに**自立(セルフマネジメント)**の力があること。
高齢期は病気や体の変化に直面する時期。でも、その中でも
「自分にできること」を見つけ、自信を持って生活している人には、健康とQOL(生活の質)の維持に大きな差が出ます。
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🟡 看護の視点から見る“元気のヒント”
🔸自分で体の変化に気づき、行動を起こせる力(自己効力感)
🔸社会とのつながりを保ち続ける(フレイル予防に有効)
🔸健康の知識をもとに選択・調整する力(ヘルスリテラシー)
国立長寿医療研究センターの調査によると、高齢期の自立には「運動」「栄養」「社会参加」の3本柱が特に重要とされています。
この女性は、どれも自分なりに自然と取り入れていたのです。
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🌳 たとえ一人暮らしでも
この方は一人暮らしでしたが、何よりも**「友達」「地域」「ジム」などの“社会との結びつき”**を自ら築いている点が印象的でした。
私たちはよく、「家族がそばにいると安心」という話を聞きますが、
実際には「家族だけに頼らず、自分の世界を持っている」人ほど、心も体も元気でいられるケースが多くあります。
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💬 最後に
「私、けっこう自分でやれてるから大丈夫なのよ」
その言葉の奥には、試行錯誤しながらも“自分の人生をちゃんと生きている”という誇りがありました。
WITH NURSEでは、こうした地域の声・生活の知恵に耳を傾けながら、
医療や看護の視点で「元気でいるためのヒント」を一緒に考えています。
ぜひ、次はあなたの「元気のヒント」も聞かせてくださいね。
WITH NURSEでは、医療に関する相談のほか、健康・介護相談なども受付いています。共に、あなたに
合った看護をすることを大切にしています。下のボタンからお気軽にご相談下さい🌳